リビングを通って
自分の部屋に向かう。

僕の部屋は2階にあるから
当然、階段を上らなければいけない。


(歩くのと飛んでいるの、
どっちが楽ですか?)

通学鞄の中は、教材でいっぱいなため、
かなりの重量だ。

階段は少し幅が狭いから、
鞄を壁に擦らないようにしようと思うと
鞄を少し担ぐような体勢で
上らなければならない。


レヴィのように飛べたら
少しは楽になられるのかな。


「んー、どっちも変わんねぇんじゃね。」

(…そうですか。)


ふぅ。

またこの部屋に戻ってきた。


僕はこれから寝るまで、
ご飯とお風呂の時間以外
ずっとこの部屋の勉強机に座って
手を動かし続かなければならない。


この生活は、後何回、繰り返せば終わるんだろう。