【完】幼なじみは最強不良。

翔 「行こーぜ」


聖愛 「うん…」


翔 「樹が拗ねてるからさ」


翔はいつも通りに笑った。


つられてあたしも微笑んだ。




聡の部屋に入ると―…。


翔の言う通り、めちゃめちゃ不機嫌な樹がいた。


樹 「何だよ。麻耶といい、聡といい、翔といい…。聖愛は俺のなの!!」


翔 「悪ぃ悪ぃ♪」


樹 「あ? なんだテメェ!!」


聖愛 「まあまあ、樹怒らないの」


樹 「チッ…」


うわー…。かなり拗ねてるな…。


しょうがない…。


あたしは樹の隣に座ってギュッと抱きついた。


聖愛 「樹…そんな怒らないでよ…」