【完】幼なじみは最強不良。

子分の一人が後ろから鉄パイプを降り下ろしてきた。


ヤバイ…油断してた…。


ギリギリ鉄パイプをかわし、取りあえずリーダーに止めをさした。


「グハッ…」


子分の振り回す鉄パイプをよけながら蹴りを入れたため、あたしはバランスを崩して地面に膝をついた。


ヤバイ…っ。


「止めだぁ!!」


子分が鉄パイプを振り上げ、あたしが避けようと構えた瞬間、ドスッという鈍い音がした。


ドサッと地面に倒れる子分。


何があったの…?


訳がわからず唖然としていると、子分の後ろにいた人影に気づく。


? 「ったく…危なっかしいな」