【完】幼なじみは最強不良。

澪人…。あたしと樹がこうしてる時、何か変…?


ズキン。


まただ…。もう慣れてきたよ…。


樹 「だって…」


尚輝 「気持ちはわかるけどさ」


尚輝がチラッと、不機嫌な澪人を見る。


樹 「うぅ…」


渋々あたしから離れる樹。


聖愛 「補習なければ泊まれるでしょ?」


樹 「だな! 俺勉強する!!」


麻耶 「単純な奴…」


麻耶の呟いた声は、樹には届かなかった。


届いてたらケンカだったよね…。


こんなやり取りをしていたとき、屋上の扉が静かに開いた。


「あの…尚輝くんいますか…?」