【完】幼なじみは最強不良。

金髪の女が、その人物に叫んだ。


「あ? そいつは何も悪くねぇだろ? ただのお前らの妬みだろーが」


真ん中の人物が眉間にシワを寄せ、怒りのオーラを放つ。


すると金髪の女は、悔しそうに俯いた。


「…莉奈、行こ?」


「そうだよ、これ以上言っても悪く思われるだけだって」


そう言うと、女たちは呆気なく立ち去っていった。


「覚えておけ」と、あたしにだけ呟いて…。


「聖愛!!」


女たちが立ち去ると、6人が駆け寄ってきた。