【完】幼なじみは最強不良。

樹 「お前は俺のだから!!」


いつもみたいに明るく言う樹。


でもその表情はどこか寂しそうに見えた。


チュッ。


突然降ってきた唇。


あたしは驚いて、目を見開いた。


樹 「悪ぃ…何かしたくなった」


あたしが顔を真っ赤に染めると、バンッとドアが開いた。


聡 「おい樹。部屋移動すんの禁止だって言ったよな?」


こめかみの辺りをヒクヒクひきつらせる聡。


樹 「げっ…」


尚輝 「あれ? 聖愛、顔赤くない?」


翔 「あ〜っ!! 樹、聖愛にキスしたろ?」


「「「「はぁ!?」」」」


樹 「いや、あの…」