【完】幼なじみは最強不良。

聖愛 「樹!?」


お風呂から上がると、ベットに寝転ぶ樹がいた。


樹 「抜け出してきた」


聖愛 「抜け出したって…」


イタズラっぽく笑う樹と、困惑するあたし。


でも樹の表情はすぐ真剣な表情に切り替わった。


樹 「なぁ…聖愛…」


聖愛 「なあに?」


樹の隣に座ると、ギュッと抱き締められた。


樹 「聖愛はどこにも行かない?」


聖愛 「どうしたの? 急に…」


樹 「いいから」


聖愛 「…行かないよ」


樹 「本当?」


聖愛 「うん」


樹 「よかった」


パアッと明るくなる樹の表情。