【完】幼なじみは最強不良。

すると、澪人は俯いて口を開いた。


澪人 「なぁ…聖愛…」


その低く真剣な声に、体が金縛りにかかったように動かなくなる。


澪人 「…俺のこと、どう思ってる?」


聖愛 「え…?」


いきなり聞かれて、言葉に詰まる。


聖愛 「わかんない…」


確かに、澪人を見ると胸が苦しくなったり、切なくなったりする。


他の女子と一緒にいるのを見ても、凄い苦しくなった。


それに、頭が痛くなるのも、澪人に抱き締めらると感じる安心感もなんなのかわかんない。


澪人 「……んでだよ」


聖愛 「…え?」


澪人 「何で…思い出さねぇんだよ…」