【完】幼なじみは最強不良。

尚輝 「部屋で寝てる」


いつの間に…。


澪人 「何だよ、テメェ…」


尚輝 「違うの?」


澪人 「……」


尚輝 「自分は聖愛を守れなくて、悔しかったんでしょ?」


澪人 「だから…俺は…」


麻耶 「逃げてなんてない…か…」


澪人は自分の拳を見つめて、握り締めていた。


尚輝 「でもさぁ、澪人。悔しいのは樹も一緒だよ?」


澪人 「え…?」


すると、尚輝はチラッと樹を見た。


尚輝 「澪人も樹と同じことしたんだよ?」


澪人 「……っ」


尚輝 「聖愛を守れなくて身を引いてさ…それが本当に聖愛のためになるわけ?」