【完】幼なじみは最強不良。

え…?


樹、今何て…?


頭が上手く働かない。


樹 「ごめん…」


俯く樹。


膝がガクガクと震えた。


聖愛 「なん…で…?」


樹 「聖愛…」


聖愛 「何で!? …樹、あたしのことキライになった!?」


涙が頬を伝う。


もう頭の中はパニック状態だった。


樹 「んなわけ…ねぇだろ…」


聖愛 「じゃあ、何で…」


樹 「好きだからだよ…」


聖愛 「え…?」


樹 「お前が好きだから…お前には本当に幸せになって欲しいんだよ…っ」


聖愛 「じゃあ…」


じゃあ…別れるなんて言わないでよ…。