【完】幼なじみは最強不良。

聖愛 「ありがと…」


みんなに何を言われても、あたしは澪人の言葉が気になっていた。


『俺は…お前を守れない…』


そう言った時、澪人は物凄く悔しそうだった。


樹 「聖愛…」


聖愛 「ん?」


樹 「ごめんな、守ってやれなくて…」


聖愛 「大丈夫だよ、澪人が助けてくれたし…」


あたしが言うと、みんな複雑そうな顔をした。


やっぱり…。


みんな、あたしに何か隠してる。


ずっと前からそんな気がしてたんだ…。


そして…あたしは何かを忘れてる…―。