【完】幼なじみは最強不良。

ずっと俯いていた夏帆は、震える声で呟いた。


夏帆 「もうあの6人に近づかないで下さい!!」


吐き捨てるように叫ぶ夏帆。


聖愛 「誰に言わされてるの?」


夏帆 「え…?」


聖愛 「あんたの裏にいるのは誰?」


あたしが聞くと、動揺して目を泳がせる。


それはあたしの言葉が肯定であると言う証拠だ。


夏帆 「それは…言えません…」


聖愛 「教えてくれたら助けてあげるけど…?」


夏帆 「え…?」


聖愛 「こんなことするの、嫌でしょ?」


夏帆 「あたし…あたし…」


そう言うと夏帆は地面に泣き崩れた。