【完】幼なじみは最強不良。

聖愛 「ここか…」


放課後、あたしは一人で桜町の倉庫に来ていた。


日も落ちかけて、辺りは薄暗い。


聖愛 「よし…」


あたしはフゥとため息をついて中に入った。


中に入ると、あの夏帆と言う女の子が立っていた。


夏帆 「あっ…」


あたしを見ると、体を硬直させる。


聖愛 「あたしに何か用?」


あたしが近づくと、怯えるように体をビクッと震わせた。


この態度からして、この子があたしにあの手紙を送ってきたとは考えにくい。


やっぱり、何か裏がある。


夏帆 「……さい」


聖愛 「え?」