【完】幼なじみは最強不良。

もうろうとする意識の中、誰が話す声が聞こえる。


誰だろ…?


この声…樹?


もう一人は…尚輝…?


尚輝 「時間の問題だぞ…?」


…何の話?


ダメだ、熱で頭が働かない。


そして…何かが唇に触れた。


前にも感じたことのある感触。


でもやっぱり、ちょっと感じる違和感…。


バタン。


扉が閉まり、二人が部屋から出ていくと、更にあたしの意識は薄れていった。


ギイッ…。


薄れていく意識の中、また誰かが部屋に入ってきた。


今度は…誰…?


? 「聖愛…」