【完】幼なじみは最強不良。

樹 「聖愛、大丈夫か?」


ゆっくり体を起こしたあたしに、ギュッと抱きつく樹。


聖愛 「樹、苦しい…」


樹 「あ、悪ぃ…」


澪人 「全く…ベタ惚れにも程があるぜ…」


そんな樹見て、呆れる澪人。


尚輝 「まあまあ♪」


と、面白そうに笑う尚輝。


麻耶 「聖愛…頬擦れてる…」


聖愛 「え…? あぁ、さっき転んだ時に…」


麻耶がそっとあたしの頬を撫でる。


その心配そうな黒色の瞳に真っ直ぐ見つめられると、思わず目を反らしてしまう。