太陽はひまわりが誰よりも大好きだった。 大好き以上に愛していた。 だから夏はずっとひまわりを見つめていた。 でもひまわりが太陽のせいで地がカラカラになり、元気をなくし、そして枯れることを太陽は知っている。 自分のせいでひまわりは枯れていく。 でもひまわりを愛することはやめられない。 だから太陽はまた綺麗なひまわりに戻ってくる来年の夏を信じて待つんだ。 そしてまたひまわりだけを見つめ続けるんだ。