大好きだった彼。 忘れられなかった彼。 そんな彼をちゃんと理解してあげられなくて他の人の元へ逃げてしまったあたしへの罰は 彼の義妹として一生側にいるということ。 決して結ばれてはいけない関係。 でも離れられない関係。 あたしはその契約を彼の目の前で今したのだ。 「ひまわり泣きすぎ」 「…ごめんなさい」 きっと月くんはこの時のあたしの謝罪の意味を知ることは一生ないだろう。 そして、苦しそうにあたしたちを見る太陽くんもこの涙が一生幸せの涙だったとして勘違いするだろう。