「お、おはようございます!!」

「うーるーさーい」


わぁわぁと耳を塞いで私の声をシャットダウンしようとするのは、松岡さん。



私より少しばかり大きい背。

中性的な顔立ち。


普通の女子より可愛いと思う。






「なに。キモイんだけど。僕の顔見ないで。」


汚れちゃうーって可愛い声を出しているのに目は私を鋭く睨む。






私が専属マネージャーに正式になってからの仕事は今日が初めて。


その初めてが、松岡さんの担当。




個人個人での仕事が多い彼らには1人1人つく事が多いらしい。




私以外のマネージャーの方はいない(辞めた)らしいけど。