【完】大キライなキミに片想い中。





「しょ、翔希君………」


「よし、一気に走って逃げるぞ」


「え、ちょ!?」


翔希君は私の手を引いて走り出した。


は、速い……っ!!




「はぁ……っ、はぁ……っ…疲れた……」


校舎裏までたどり着くと、翔希君が手を離した。


持久力ない私がここまであの速さでこれたのは奇跡だと思う。



「……ったく、あんなとこで変なことすんじゃねぇーっつーの」


「ほんとに……見てるこっちが恥ずかしいよっ」


もっと場所を考えてほしいよ!


すると、翔希君が私の顎をクイッと持ち上げた。


「なぁ……あんなキス、してほしい?」


吸い込まれそうな瞳で私を見つめる。



あ、あんなキスって……っ



「し、してほしくないっ!!」


こんな変態俺様野郎にキスされてたまるかっ!