【完】大キライなキミに片想い中。






「何?」


翔希君……やっぱりすごく怒ってる……。


声のトーンからして伝わってくるもん。
謝るの後回しにしようって思ってたけど……ダメだ。



「あの……さっきは…ごめん、なさい」


私は頭を下げた。


「………お前、本気で謝ってんの?」


「へ……!?」


ど、どういうこと……?


「俺、あんなことで怒らねぇーし」


顔をあげると、デコピンされた。


「い、いったぁ……っ!!!」


「はは、お前ってほんと騙されやすいのな」


「もう……っ!!!」


ま、また騙された……。


「……でも」


翔希君は私の頭の上に手を置いた。


「……さっきは俺が悪かったし」


え……?