私は最初、大希君が好きで、翔希君が大キライで第一印象も最悪で……ましてや恋愛対象になんてなるワケないって思ってた。


でも、こうやって翔希君のこと好きになって付き合えて……。


私は本当に幸せだよ。


翔希君が雨の中傘もささずに歩いて風邪引いちゃったことも、大希君にもらったペンダントを噴水の中に入って探してくれたことも、逆バレンタインデーにチョコをくれたことも、もちろん今日のことも、全部全部……忘れないよ。


これからも翔希君と楽しい思い出を作っていきたいな。



「なぁ、由愛」


「ん?」


「将来、絶対結婚しような」


「へ!?」


い、いきなり!?


「いや、ふとこれからもずっと由愛といたいなって思ったから」


「私も!!」


翔希君に思いっきり抱き着いた。



翔希君にもう、夢中ですっ!
私はキミが大スキなのです!



私と翔希君の物語はこれからも続く―――



END