レストランを出て水族館の中を堪能していると、辺りは暗くなってきた。
「もう暗くなってきたね……」
「そうだな、もうそろそろ帰るか」
「うぅ……もっと見ていたかったな……」
館内をどれだけ回ったことか。
翔希君もよく付き合ってくれたなぁ……。
「また来ようぜ。水族館」
翔希君が私の手をぎゅっと握った。
「うん!絶対来ようねっ」
そして私と翔希君は水族館を出た。
はぁ……家に着いちゃったら翔希君とお別れかぁ……寂しいな。
「ねぇ、翔希君」
翔希君は私の声で立ち止まった。
「どうした?」
「私……まだ帰りたくない」
今だけ……わがまま言ってもいい、よね?



