「それから翔希君と気まずくなっちゃって……結局デートも行けてないんだ……」
楽しみにしてたのになぁ……初デート。
「そっか。それで由愛は自分のせいで翔希君が傷ついたって思ったんだ……」
「うん……私が鈍感だから翔希君の気持ちに気づけなかったんだもん。それに私、零夜君に恋愛感情もないし……」
零夜君はクラスメイトであって、親密な関係じゃない。
「じゃあそれをちゃんと伝えるべきだよ。由愛が動かないと、このまま自然消滅しちゃうよ?」
「でも………」
翔希君は……私のこと許してくれるかな?
「でもじゃないっ!!とりあえず自分から行動しなきゃ始まらないよ!!」
涼花がいきなり大きい声を出すから体がビクンとはねる。
「前にも言ったでしょ?自分の気持ちは言葉にしないと伝わらないって」
「っ」
「自分の気持ち、ぶつけてみなよ?私、由愛と翔希君にはこれからもっと幸せな時間過ごしてほしいから」
「涼花………」
そうだよね……私、この1週間何してたんだろう。
ただ落ち込んでただけで、翔希君に自分の気持ちを伝えなかった。
伝えなきゃ……このまま前に進めないよね。



