【完】大キライなキミに片想い中。





「んん……っふぅ……しょ、きくん……っ」


今まで体験したことのないような強引なキスに呼吸が困難になる。


翔希君……どうしちゃったの?


しばらくすると、翔希君は我にかえったように唇を離した。


「ん……ごめん」


「ねぇ……どうしたの?何か言いたいことあるなら言って?」


私、鋭くないから……ちゃんと言ってくれなきゃわかんないよ……。


「由愛……零夜のことどう思う?」


零夜……君?


「どう思うって……最初は怖そうだなって思ってたけど、話してみたら結構話しやすいなって………」


「やっぱりな。零夜と話してる由愛、授業中向こうの校舎から見てたけど、楽しそうだったし」


私と零夜君の席は確かに隣の校舎からは見える。
翔希君……見てたんだ。


「え!?見てたの!?」


「授業中、偶然廊下で歩いてたら見えた。しかも休み時間まで一緒にいるし。由愛はそれで平気なんだな」


「え……?」


平気って……。