そしてたどり着いたのは、空き教室だった。 ガチャン――― 翔希君が空き教室の扉を閉める。 キーンコーン――― 2時間目の始まりを告げるチャイムがうっすらと聞こえた。 翔希君は私をまっすぐ見つめたまま、何も話さない。 「翔希君……?」 それに耐えられず、翔希君の名前を呼ぶ。 すると――― 「きゃっ!?」 翔希君は私を教室の壁に追い込んで、両手を壁についた。 「しょしょしょ翔希君!?」 顔がすごく近くて爆発しそう。 ひゃああああ……っ、どうしたらいいの!? 私の頭の中は混乱している。