【完】大キライなキミに片想い中。





「へぇ~……めっちゃ翔希のこと好きなんやな」


零夜君は感心したように言った。


「ま、まぁね」


「俺も翔希みたいにめっちゃ愛してくれる人、出来たらええなー」


零夜君のルックスと気さくさなら、結構モテそうだけどなぁ……。


「零夜君ってモテそうなのにね?」


「え、マジで?そう見える?!」


「だってルックスもそれなりにいいし、面白いし話しやすいし……女の子にモテそうな要素いっぱいあるじゃん」


そう言って隣を歩く零夜君を見ると、顔を真っ赤にしていた。


「零夜君、顔真っ赤だけどどうかした?」


「い、いや!!!何でもないで!!」


慌てて顔を隠す零夜君。


熱でもあるのかな?


「零夜君、ちょっとストップ」


私はそう思って立ち止まらせて、零夜君のおでこに手を当てた。


「ゆ、由愛!?」


「んー、熱はないみたいだけど……大丈夫?」


「だだだだ大丈夫やから気にせんといて!!?学校案内続けてや!!」


私は頭の上にハテナをたくさん並べながら頷いた。