【完】大キライなキミに片想い中。






「俺はな、お前を倒すために帰ってきたんや!」


「は?」


「中2の終業式で約束したやろ?“次、翔希に会うときには翔希より強くなっててやる”ってな」


あー……なんかそんな約束した気がする。




中2の終業式の後のこと―――


『翔希、俺転校することになったんだ』


『へぇ~……』


『次、会うときには翔希より強くなって、翔希を倒すからな!!!』


『上等だ。倒せるもんなら倒してみろよ』


『そんな余裕ぶれるのも、今だけだからなっ!!』


零夜はそうして転校していった。



「まさか、本当に帰ってくるなんてな」


「当たり前や。翔希は俺が唯一倒せへんかった相手やからな」


零夜は鋭い目で俺を見る。
零夜とはいい喧嘩相手って感じの関係で、仲が悪かったワケじゃない。