「翔希君……大好きっ」 私は翔希君に抱き着いた。 「ば……由愛っ」 翔希君の顔も私みたいに真っ赤だ。 「もう、帰るぞっ」 「うん!!」 私……翔希君の彼女になれたんだ……。 「これからは一緒に帰るからな」 「うんっ」 涼花と慧斗君みたいなカップルになれたらいいなー……。 「何にやけてんだよ」 「なんでもないよ」 ―――こうして、私と翔希君の幸せな日々が幕を開けました。