【完】大キライなキミに片想い中。





「由愛も遊んだらよかったのに。案外、子ども紛れて遊ぶのも楽しいわよ?」


慧斗の彼女、たしかー……佐倉だったっけ?
佐倉が由愛に言う。


「いや、それがね……遊ぼうとしたんだけど、調子乗ってたらジャングルジムから落ちちゃって……」


「え!?ウソ!?怪我とかしてない!!?」


「うん、翔希君が助けてくれたから無傷だよ」


それを聞いた佐倉は、俺の方を見てニヤリと笑った。


う……コイツ、俺が由愛好きなこと、見透かしてんな……。


「な、なんだよ」


「別に?」


佐倉は俺のすべてを見透かしてそうで怖い。


「涼花あああああっ!!!買ってきた!!はい、ミルクティー!!!」


慧斗は佐倉にミルクティーを手渡す。


「ありがと」


「いやいや!涼花のためならこれぐらい全然余裕!!!」


慧斗、相当佐倉のこと好きなんだな……。