「お前なぁ……無理するからだろ?」
「ご、ごめん……」
由愛は慌てて立ち上がる。
「俺がいなかったらどうなってたことか……」
「そうだね……翔希君がいてくれてよかった」
さっきまで俺に強気だった由愛が、そんなことを言うからドキッと心臓が音を立てた。
由愛の不意打ちってマジでヤバい。
俺がこんなドキドキしてること、由愛はわかってねぇーだろうな。
「もう、大人しくベンチに座っておけ」
「うん、そうします……」
由愛は反省したのか、大人しくベンチに腰掛けた。
「俺、飲み物買ってくるけど何がいい?」
「うーん……いちごオレかな」
「了解」
俺は近くの自動販売機に向かった。



