「じゃ、私行ってくるね」


「え、ちょ、涼花!!?」


涼花は慧斗君と翔希君のもとへ走っていった。


「慧斗ーっ」


「す、涼花!?」


いきなり腕を絡めてきた涼花に、驚く慧斗君。


「慧斗、行こっ」


「お、おう!!」


涼花……いつもは自分から引っ付かないのに……。
慧斗君、真っ赤になってるし……。


いちゃつく2人を見ていられなくなったのか、翔希君がこちらにやってきた。


涼花……これを狙ってたのか。


「由愛」


「は、はいっ!?」


あああ……!!変な声出ちゃったよ……。