「由愛、今日の放課後空いてる?空いてるよね?」


「へ……?まぁ、うん」


次の日、涼花が目を輝かせて言った。


「よし、デートに行こう!」


「う、うん」


涼花とデートは楽しいから好き。


「お、言ったわね?絶対だからっ!」


「う、うん……?」


今日の涼花、何だかテンション高い……?


「あ、そうそう。メールした?」


「あ、うん、したよ」


「結構続いた?」


「いや、一言しかやり取りしてない」


結局あのあと返信きて、何て返したらいいのかわかんない内容だったから、返信しなかったんだよね。


「はぁ!!?おやすみ、まで続けなさいよ!!」


「ご、ごめんなさい」


そんなこと言われてもねぇ?涼花さん。
私、男の子とメールするの慣れてないんだもん。


「私、由愛の恋を本気で応援するって決めたんだからっ!頑張ってよ?」


涼花………。