「てか、何で翔希君ここに来たの……?」
「別に、お前にジャンバー返し忘れたと思って追いかけてきたらたまたま」
「そっか、ありがとう!!」
私が笑顔を向けると翔希君の顔は一気に赤くなった。
「だから、お前が礼言うとか気持ち悪いって!!」
「うるさいっ!素直にお礼言っただけでしょ!?」
「あーっ、もう、送ってやるから帰るぞ!」
翔希君はそう言って私の手を引いた。
「……っちょ、翔希君!!」
もう、強引なんだから……。
「お前の家、こっちで合ってるか?」
「う、うん」
そんな翔希君の背中がかっこよく見えた……ってのは、私だけの秘密。



