【完】大キライなキミに片想い中。





私ってば無神経に……!!


「由愛ちゃん、大希君が好きなんでしょ?」


音羽ちゃんが言った。


「大希君にベタベタするのやめてくれない?ウザいんだけど」


音羽ちゃんとは思えないような怖い表情をしている。


「あ、あの……」


『私は大希君を好きじゃない』と言おうとしたとき―――


ブチッ―――


………ポチャン。


「じゃあね、由愛ちゃん」


音羽ちゃんは私のペンダントを引きちぎって、噴水のため池の中に投げると公園を後にした。


「う、そ………」


せっかく大希君にもらったペンダントが………っ!!


私は一瞬、躊躇ったけど噴水の中に入った。


たとえ、大希君の気持ちに答えられなくても、あのペンダントは宝物。


私が大希君に恋してたって証拠だから―――