「う、ウソ……!?」


「ウソなんかじゃない。俺がどんだけ相川のこと想ってたか」


信じられない……っ
大希君が私を好きだったなんて……。



「わ、私は………っ」


「ダメ。とりあえず言いたかっただけだから、返事はしちゃダメ」


顔を真っ赤にして大希君が私を見つめる。


「わ、わかった……」


「あーもうはっず……」


大希君が頭を抱える。


「俺、女の子に告ったの初めてだし……」


大希君の初めての告白相手が私って……なんか嬉しい。


でも……何でだろう。


頭にふと……翔希君が浮かんできたんだ。


「ごめん、もう今日は帰ろ。恥ずかしくて爆発しそう」


「う、うん!!そうだね!!」


もう少し前の自分だったら……もっと、喜んでたかも…なんて考えてしまうんだ。