「え……?」


「これ、実は由愛へのプレゼントなの」


「そ、そうだったの!?」


だ、だから私の趣味で選ばせたのか……。



「……これ、由愛の本当に大切な人とのデートに着ていきなさい」


「大切な……人?」


「そ。あ、明後日はまだ着ていっちゃダメよ。自分の気持ちが確定したら着ていくのよ?」


「う、うん……?」


明後日は……ダメなの?
何でだろう……?


「本当に由愛が大切だって思った人とのデート用だからね!」


「うん!ありがとう……涼花!」


「どういたしまして」


涼花は私に笑顔を見せた。