「ゆ、悠麻く……ん……?」


頭の中が混乱する。


今………抱きしめられてる……?


「返事をくれとは言わないよ。とりあえず、気持ちを伝えたかったんだ」


「……っ」


まさか悠麻君が私のこと想っててくれたなんて……。


「さ、クレープでお腹いっぱいになったし、帰ろっか」


悠麻君は私を解放すると、そう言った。


「う、うん!」


悠麻君の告白にはビックリしたけど……楽しかったな。




―――それから私は悠麻君に家まで送ってもらったのだった。