【完】大キライなキミに片想い中。





「あの……その、昨日はありがとな。助かった……くしゅんっ!!」


「翔希君、大丈夫!?」


くしゃみをした翔希君に言う。



「大丈夫、心配すんな…くしゅんっ!!」


「風邪……引いたんじゃない?」


私は翔希君のおでこに手を当てた。


「あっつ…!!翔希君、早退した方がいいんじゃない!?顔色も良くないし……」


翔希君のおでこはすごく熱くてかなりの高熱っぽい。


「んだから、大丈夫って言って……」


そこまで言った翔希君は私に抱き着くように倒れてきた。
その拍子で私は翔希君を支えきれず、その場に倒れこむ。
翔希君はすごく熱くてすごく苦しそうだ。



「翔希君!!!?」


翔希君が倒れたのを見て野次馬が集まってくる。


「ちょ、大丈夫!?慧斗呼んで……」


涼花が慧斗君を呼びに行こうとしたとき。


「俺が保健室に運ぶから大丈夫だよ」


大希君が翔希君を支えながら教室を出ていく。