【完】大キライなキミに片想い中。





「相川、翔希とどこで会ったの?」


「えっとね、私が文房具屋さんから出たらたまたま翔希君がいて……。すごく寒そうだったから送ってあげたの」


私の家に向かいながらさっきの話をする。


「アイツ……天気予報も見ないで家出てったからさ、心配してたんだけど……案の定、あんなことになってた」


大希君が笑いながら言う。


「いつも私をバカにしてる翔希君が傘忘れてるなんて意外だったなぁ」


「翔希って意外とぬけてるとこあるから」


2人で笑い合う。


「でも、相川ありがとな?」


「ううん!!私、困ってる人見てたら助けずにはいられなくて……」


「相川が優しいってことだな」


そう言って優しく微笑む。