「―――じゃ、相川。また月曜日な」
「うん!大希君ばいばーいっ」
帰りのホームルームが終わり、大希君に手を振る。
「ふぅ~……」
大希君と話したおかげで翔希君へのムカつきも軽減した。
もう、癒されたっていうかなんというか……。
「由愛~っ!今日は一緒に帰れるかと思ってたんだけど、慧斗と帰ることになった……ごめん!!!」
涼花が申し訳なさそうに謝ってくる。
「大丈夫だよ!私は1人で帰るから」
「うん!じゃ、また月曜日ね」
「ばいばーい!」
はぁ……大丈夫って言ったけどやっぱり1人って寂しい。
ま、仕方ない。
とぼとぼと1人で教室を出て、帰宅した。