安心したような…残念そうな母さんの顔。 「なぁ…父さん」 「ん?」 「母さんに…会いたい…?」 〔ちょっ、新!なに聞いてっ「もちろん、めちゃくちゃ会いたいよ」 だよな… もし、ここに母さんの幽霊がいるの知ったら父さんどうすんだろう。 「母さんの後 追おうとか思わなかった?」 「そりゃ 思った」 父さんは俺と愛里を見て少し笑った。 「お前らがいるから死ぬわけにはいかなかったんだよ」