「新ぁーーーーーー起きてーーー」



いつもの朝だ。



俺の視界いっぱいに、愛里の姿。



いつも通りすぎて俺自身びっくりだ。



「………愛里、今日もかわいいよ」



「はいはい」



母さんの幽霊は、夢だったのか?



………………夢ってことにしとくか。



「ふぁ~~~~…」



「朝ご飯できてるからね」



一旦起きあがったものの…



「……………眠い」



ボスッと再び布団に倒れてしまった。