デジタルな画面の向こうで
命が消えてしまう
それさえも嫌だと言った彼


それでも人はいつか
朽ちるのです


ふわりふわりと
桜の花弁が舞って踊って落ちる


その儚さと潔さは命のようで
落ちた花弁集めて墓に散りばめた
桜吹雪の次の日のこと