「私の執事って事よ。」


「深空兄さんがっ…!?」


井上さんの執事!?


「他にも侍女や執事が沢山来たけど、彼は私にとってお兄さんみたいな存在なの。」


「……そっか。」


深空兄さんの仕事は…執事だったんだ。


だから、久々に家に帰ってきた時にお茶の

入れ方とか無駄に発声練習とかしてたんだ…。


でも、本当に元気そうでよかった。



「ところで、君がわざわざ僕をここに呼び出すなんて…もっと重要な話でもあるんじゃないの?」