井上さんが紅茶と、ここで作られた

ケーキを持ってきて僕を中へと案内した。



「ここ、座って?」


「あっ…うん。」



僕は広い二階のリビングに案内されて

そこのテーブルの椅子に腰掛けた。


井上さんも僕の前にチョンと座った。


「えと…それで一体何?」


「あの…私の兄さんを
ボコボコにしたのって雄星くんなの?」


「…………うん?何のこと?」


てか、ボコボコって何?



「ひゅーに聞いたんだ。1人で向かって
いったんだってね…あのハルタって子。」