アタシは思わず腰を

抜かしてしまっていた｡



雄星､いつの間にこんなに強くなったの？


｢ゆ…ゆーっ…｣


｢ごめんね…ハルちゃん…｡
本当の事､ずっと黙ってて…｡｣



雄星はそう言ってアタシに

申し訳なさそうな顔を向けた｡



そして､ひゅーの元へ行って低い低い声で


｢もう二度とハルちゃんに近づくな｡｣



とだけ言ってひゅーから離れた｡

そしてアタシの元に来て



｢さっ､帰ろっか？｣


とゆーはアタシに手を差し出した｡


｢うん…｡｣



アタシはゆーの手を取って立ち上がった｡