「ハルタ…ごめん。今回だけはパス…。」



「え゙っ…?」


ホシナがアタシの席から離れて

呆れ顔でアタシに背中を向けた…。


待ってよ…



「手伝ってくれないの…」



アタシがそう言ってもホシナは振り

返りもせず自分の席へと戻っていった。



「うそ…。」



ホシナがアタシを…無視した…。


アタシは思わず内海日向の居る廊下を

スルリと抜けてグランドへと出てきた。



「アタシ…何で答えて
あげられなかったんだろう…。」