「な…んで?」



何でこんな気持ちになるの?

内海日向を見てると……



何で胸が痛むの?



アタシは耐えられなくなって

カーテンを閉めた。



そんなアタシを

後ろから誰かが抱き締めた。



大きな大きな腕がアタシを…。



「ハルちゃん…アイツはもう、あの頃のひゅーじゃないんだ。」


「ゆーせ…。」


「もう、僕から離れないで…。」


「………うん。」



アタシは雄星と指切りげんまんをした。


あの頃の約束を覚えてるのは…

アタシを守ってくれるのはゆーだけだって……。