「問5当たってるよ?
分からないなら教えるけど!」



「あっ…大丈夫!解けるから!!」



アタシはそう言って

黒板の方に出ていった。


そして黒板にさっさと答えを

書いて自分の席に又着いた。



「おっ!!正解だ。ハルタにしてはやるな。」



先生は満足そうに大きく頷いた。



「バカにしやがって…」



アタシは小声で呟き、担任を睨んだ。


そんなアタシを雄星はクスリと笑った。