「ハルちゃんと一緒じゃない訳?」


僕が日向にそう尋ねると

日向は少し困った顔をして笑った。


「雄星…俺の世界はもうじき終わるんだ。」


「えっ………?」


「俺のキラキラ輝いてたこの世界は終わるんだ…。俺はここを出る事にした。」


僕はその言葉を聞いて

どういう意味か分かった。


「井上さんを追いかける事にしたんだね。」


「あぁ。玲美が変わったのは俺のせいだ。だから、俺が玲美を助けてやらないといけねーから。」


日向は僕の隣に腰を下ろした。